会員のカネコです。
8月3日(土)に家系研究協議会関東地区例会に出席しました。
家系研究協議会には数年前から所属しており、関東例会には平成25年(2013)、平成26年(2014)、平成27年(2015)の会に出席していましたが、今回は久々の出席となりました。
今回の講演は山梨県甲州市塩山の塩山市民病院の医師で、荒木村重一族のご子孫である荒木幹雄先生による「甲斐武田家臣板垣氏の子孫が所持していた織田信長朱印状について」でした。
演題からみて戦国時代の話かと思っていたのですが、戦国にはじまり江戸時代~近現代に至る塩山の名家の話で、私的には「えっ、こんな人も」というような人物も出てくる大変興味深い内容でした。
塩山にある於曽屋敷は中世にこの地の豪族であった於曽氏の居館でその後、板垣氏の居館であり、その後板垣氏を継承した廣瀬氏の屋敷として続き、現在も廣瀬氏の子孫がお住まいで、屋敷の右半分が公園として公開されています。荒木先生がこの於曽屋敷に保管されていた織田信長の禁制を発見したことからこの講演の話は始まり、廣瀬氏を中心とした一族・姻族を調査した内容が発表されました。
詳しい内容はネタバレになるので、控えますが、幕末維新ではやはり甲斐板垣氏といえば板垣退助となりますが、その他に新選組隊士と言われている結城無二三(新選組隊士であることは同時代の資料では確認できず)、浪士組の依田熊弥太道長、内藤矢三郎、黒駒勝蔵と親交があった武藤外記、琵琶湖疎水を作った田辺朔郎、近現代では小林一三、網野善彦、中沢新一といった人物が繋がっており、それぞれの関係性がよく分かり大変楽しめる内容でした。
荒木先生が丹念に地元の文献を調査し、関係者に取材した成果に心から敬意を表したいと思います。
例会には私がかねてから尊敬している家紋研究家の高澤等先生もお越しになっており、興味深いお話しを聞かせて頂きました。また、会長の宝賀寿男先生には以前もご著書にサインを頂きましたが今回も古代氏族の研究⑬『天皇氏族―天孫族の来た道』にサインを頂き、数点質問をさせて頂きました。また、事務局の馬原様には以前の会報で『探墓巡礼』を取り上げて頂き、推薦のお言葉も載せて頂いたので御礼を申し上げました。
この会は講演はいつも大変勉強になります。来年も楽しみにしています。家系研究協議会の今後ますますの発展を祈念いたします。
いずれ会誌『家系研究』に寄稿したと思っています。
(以下は昨年5月に塩山へ行った際に撮影したもの)
向嶽寺
恵林寺
武田信虎の墓
大小切騒動殉難の碑と案内板
秋山光朝の墓
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★下記SNSにて当会の最新情報を更新しています。是非フォローください。
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★流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシを公開しています。
流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシが出来ました
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家系研究協議会には数年前から所属しており、関東例会には平成25年(2013)、平成26年(2014)、平成27年(2015)の会に出席していましたが、今回は久々の出席となりました。
今回の講演は山梨県甲州市塩山の塩山市民病院の医師で、荒木村重一族のご子孫である荒木幹雄先生による「甲斐武田家臣板垣氏の子孫が所持していた織田信長朱印状について」でした。
演題からみて戦国時代の話かと思っていたのですが、戦国にはじまり江戸時代~近現代に至る塩山の名家の話で、私的には「えっ、こんな人も」というような人物も出てくる大変興味深い内容でした。
塩山にある於曽屋敷は中世にこの地の豪族であった於曽氏の居館でその後、板垣氏の居館であり、その後板垣氏を継承した廣瀬氏の屋敷として続き、現在も廣瀬氏の子孫がお住まいで、屋敷の右半分が公園として公開されています。荒木先生がこの於曽屋敷に保管されていた織田信長の禁制を発見したことからこの講演の話は始まり、廣瀬氏を中心とした一族・姻族を調査した内容が発表されました。
詳しい内容はネタバレになるので、控えますが、幕末維新ではやはり甲斐板垣氏といえば板垣退助となりますが、その他に新選組隊士と言われている結城無二三(新選組隊士であることは同時代の資料では確認できず)、浪士組の依田熊弥太道長、内藤矢三郎、黒駒勝蔵と親交があった武藤外記、琵琶湖疎水を作った田辺朔郎、近現代では小林一三、網野善彦、中沢新一といった人物が繋がっており、それぞれの関係性がよく分かり大変楽しめる内容でした。
荒木先生が丹念に地元の文献を調査し、関係者に取材した成果に心から敬意を表したいと思います。
例会には私がかねてから尊敬している家紋研究家の高澤等先生もお越しになっており、興味深いお話しを聞かせて頂きました。また、会長の宝賀寿男先生には以前もご著書にサインを頂きましたが今回も古代氏族の研究⑬『天皇氏族―天孫族の来た道』にサインを頂き、数点質問をさせて頂きました。また、事務局の馬原様には以前の会報で『探墓巡礼』を取り上げて頂き、推薦のお言葉も載せて頂いたので御礼を申し上げました。
この会は講演はいつも大変勉強になります。来年も楽しみにしています。家系研究協議会の今後ますますの発展を祈念いたします。
いずれ会誌『家系研究』に寄稿したと思っています。
(以下は昨年5月に塩山へ行った際に撮影したもの)
向嶽寺
恵林寺
武田信虎の墓
大小切騒動殉難の碑と案内板
秋山光朝の墓
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