会員のカトケンです。
仕事が忙しく夏休みが取れるかずっと不安だったが、何とか職場を脱出。
帰宅して準備を整え、いざ東京駅へ。四国に足を運ぶ醍醐味は夜行に乗れるから。小さい頃ブルートレインが好きで東海道を走る寝台列車は数多かったことから、よく朝早く起きては写真を撮りに行った。いつかはこれに乗るんだと思っていたが、大人になったらほとんど廃止されていた。
だが、自分とゆかりのある四国行(と山陰行)はわずかに残った。だから歴史探訪もさることながら、一晩眠ると目的地に着いている喜びを味わうことができる。
夏休みに需要が高いサンライズは切符を買うのだけでも必死。今年は幸い切符の発売日が例のお祭り明けで、月曜午前中お休みして午後からの出勤となり、途中駅で発売と同時に切符を購入できた。
四国に入ると坂出で途中下車して朝食を。特急しまんとに乗ると車窓から四国三郎や徳島池田高校のグランド(いつの間にその上に大きな橋がかかっていた)を眺めて高知着。
そんなこんなで早速土佐でいつもの宿へ。荷物を置いて県立図書館と市民図書館が一緒になったオーテピアに向かう。
帰省していた土佐史談会関東支部の理事に出くわし史談会事務局へ。新任の事務局の方と初顔合わせ。交付金を直接お預かりする。これも大事な会計の仕事である。
さて、土佐の資料コピーに専念しようとしたが、件の理事と一献傾けるため早めに図書館を後に。入った店は駅横のチェーン店だったが意外にも地元の食が豊富で、それらに舌鼓を打つ。侮れない。舌も柔らかくなったところで相手に苦言を呈したつもりがすっかりごちそうになってしまった。
そんな初日で始まった土佐の夏休みは、
・高知海南史学総会に出席
・ある明治土佐人の文書解読
・何人かの土佐人の出自調査
を目的としてあっという間の滞在であった。
母校の学会である海南史学総会は、参加人数こそ学生のころより減ったものの、良き伝統と活気に溢れ、次の世代も確実に育ちつつあった。
中でも、小弟の指導教官と入れ替わりで来た先生と実に20年ぶりの再会を果たし、学会の動向や携っている調査につき示唆に富むお話をうかがった。
明治人の文書解読は、県立図書館時代からずっと続けてなかなか進まなかったが、今回1日かけて前回の復習と目録更新に専念したところ、少し骨格が見えてきた気がした。
解読のための補助資料の更新を怠っていたことを思い出し、何が必要かだいぶ見えてきた。名士と多数交流していることが更に判ってきたこともやる気を起こさせている。
何人かの出自調査は、例の吉井源馬の父がずばり出てきて利平太、治右衛門、重六と遡ることができる。だが、この家の身分となるともっと文書を読み込まなければ位置づけが難しい。
土佐の場合、士格はある程度追いかけやすいが軽格は証拠が少なかったり、親の名前も判らず尻尾すらつかめなかったりする人物もいて厄介だ。
だが、出発ぎりぎりまで調査ができたのは台風のおかげか、夏の掃苔は危険ゆえ建物に籠もったおかげか。ご協力いただいた皆様に心より感謝したい。
読みたかった『土佐史談』もある程度コピーができ、これから間隙をぬって読むのが楽しみである。
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流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシが出来ました
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仕事が忙しく夏休みが取れるかずっと不安だったが、何とか職場を脱出。
帰宅して準備を整え、いざ東京駅へ。四国に足を運ぶ醍醐味は夜行に乗れるから。小さい頃ブルートレインが好きで東海道を走る寝台列車は数多かったことから、よく朝早く起きては写真を撮りに行った。いつかはこれに乗るんだと思っていたが、大人になったらほとんど廃止されていた。
だが、自分とゆかりのある四国行(と山陰行)はわずかに残った。だから歴史探訪もさることながら、一晩眠ると目的地に着いている喜びを味わうことができる。
夏休みに需要が高いサンライズは切符を買うのだけでも必死。今年は幸い切符の発売日が例のお祭り明けで、月曜午前中お休みして午後からの出勤となり、途中駅で発売と同時に切符を購入できた。
四国に入ると坂出で途中下車して朝食を。特急しまんとに乗ると車窓から四国三郎や徳島池田高校のグランド(いつの間にその上に大きな橋がかかっていた)を眺めて高知着。
そんなこんなで早速土佐でいつもの宿へ。荷物を置いて県立図書館と市民図書館が一緒になったオーテピアに向かう。
帰省していた土佐史談会関東支部の理事に出くわし史談会事務局へ。新任の事務局の方と初顔合わせ。交付金を直接お預かりする。これも大事な会計の仕事である。
さて、土佐の資料コピーに専念しようとしたが、件の理事と一献傾けるため早めに図書館を後に。入った店は駅横のチェーン店だったが意外にも地元の食が豊富で、それらに舌鼓を打つ。侮れない。舌も柔らかくなったところで相手に苦言を呈したつもりがすっかりごちそうになってしまった。
そんな初日で始まった土佐の夏休みは、
・高知海南史学総会に出席
・ある明治土佐人の文書解読
・何人かの土佐人の出自調査
を目的としてあっという間の滞在であった。
母校の学会である海南史学総会は、参加人数こそ学生のころより減ったものの、良き伝統と活気に溢れ、次の世代も確実に育ちつつあった。
中でも、小弟の指導教官と入れ替わりで来た先生と実に20年ぶりの再会を果たし、学会の動向や携っている調査につき示唆に富むお話をうかがった。
明治人の文書解読は、県立図書館時代からずっと続けてなかなか進まなかったが、今回1日かけて前回の復習と目録更新に専念したところ、少し骨格が見えてきた気がした。
解読のための補助資料の更新を怠っていたことを思い出し、何が必要かだいぶ見えてきた。名士と多数交流していることが更に判ってきたこともやる気を起こさせている。
何人かの出自調査は、例の吉井源馬の父がずばり出てきて利平太、治右衛門、重六と遡ることができる。だが、この家の身分となるともっと文書を読み込まなければ位置づけが難しい。
土佐の場合、士格はある程度追いかけやすいが軽格は証拠が少なかったり、親の名前も判らず尻尾すらつかめなかったりする人物もいて厄介だ。
だが、出発ぎりぎりまで調査ができたのは台風のおかげか、夏の掃苔は危険ゆえ建物に籠もったおかげか。ご協力いただいた皆様に心より感謝したい。
読みたかった『土佐史談』もある程度コピーができ、これから間隙をぬって読むのが楽しみである。
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