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Channel: 探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-
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間宮林蔵の故郷を行く

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会員のカネコです、
昨日は来月の深川巡墓会で解説する間宮林蔵の生誕地であるつくばみらい市上平柳へ行ってきました。
取手駅からバスで30分ほどの所にある上平柳。バス停を降りると田園風景が一面に広がっていました。



林蔵の生家に隣接して間宮林蔵記念館があり、林蔵の愛用品や蝦夷図、北蝦夷地図などが展示されており、林蔵の業績がよく理解できる内容になっています。





生家は小貝川の河畔に建っていたものを昭和46年(1971)に解体移築し、増改築されていたものを当時の状態に近づけて復元しています。

この記念館の近くにある浄土宗専称寺は間宮家の菩提寺で、林蔵が生前に建てた自身の墓や祖父母・両親の墓があります。



また、林蔵の子孫は幕臣になった家と上平柳の農家を継いだ2系統に分かれますが、上平柳の子孫の墓も墓地内にあり、間宮姓の墓も数家みられました。

林蔵は16歳の時に江戸に修行のために出府する際、隣村狸淵の名主飯沼甚兵衛の養子となっていますが、その飯沼甚兵衛の墓と供養塔も探してきました。
飯沼家の墓所は専称寺の近くにある浄土宗浄圓寺にありました。
古い墓碑が数基あり、[當所飯沼甚兵衛]と刻まれた立派の墓碑もありましたが、甚兵衛は襲名の名であるかも知れませんので、果たしてこれが林蔵の養父かどうかは確証がありません。

『伊奈町の歴史散歩』には甚兵衛の供養塔が狸淵の旧家長塚家の近くの墓地にあると書かれており、その場所も探しました。
浄圓寺から小貝川沿いの道を西北に進むとその墓地はあり、甚兵衛の供養塔がありました。

上平柳・狸淵は静かな農村地帯でしたが、この地から大きな志を抱き、一人の若者が旅立ち、大きな偉業を成し遂げたことを想うと感慨深いものがありました。
今回の調査に関しては巡墓会のレジュメに詳しく記載したいと思っています。

再びバスで30分かけ取手駅に戻ると、時間があったので、本多作左衛門重次の墓所、取手宿本陣染野家の菩提寺念仏院、取手図書館を巡りました。



取手図書館の2階には茨城県の郷土資料が豊富にあり、良い本とも出会えました。
4月にしては暑い一日でしたが、郷土に根付いた歴史を感じることができ、良い小旅行となりました。
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探墓巡礼顕彰会では5月14日(日)に第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」を開催します。
詳しくは下記開催要項をご覧下さい。
第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」
参加申込みは下記フォームよりお願いします。
第14回巡墓会「深川巡墓会~江戸の始まりと幕末黎明期の群像~」申込みフォーム

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