会員のカトケンです。
令和7年2月8日(土)15:30から新橋の酒菜浪漫亭にて、第27回土佐史談会関東支部例会が催された。
18名の参加を得て、今年度2回目の例会を開くことができた。今回は理事の1人吉澤林助さんに「長宗我部氏と土佐の自然」について講演をお願いした。
吉澤さんは東京都立大の大学院生で、博士課程で歴史を学んでいる。Xに書いたように前回から例会の報告を載せるよう定例化したことから詳しくは『土佐史談』次号に譲るが、今までの研究史を踏まえ、朝鮮出兵前後で長宗我部元親の統治の仕方が変わってきたのではないかというものだった。
豊臣政権にもまれながら、自然環境に育まれたゆえの長宗我部氏の苦労を垣間見た気がした。
史料が10点以上引用されたが、さすがは現役の大学院生だけあって、手紙の尚書が一段下がって冒頭の空白に来る形式面について分かりやすい説明があったり、地名と人名の箇所がを多く取り上げたため、参加者の多くが高知県人であるから、地名やゆかりのある人物に敏感に反応していたりして、皆さん興味を抱いたようだった。
特に国人や家老の名前が出てきた中で、懇親会で国人の一人津野氏の本を『津野山鏡』上・下巻(リーブル出版)にまとめた子孫である津野久志さんからの紹介につながったり、いの町出身者からその地域を治めた久武氏に触れられたりと話題が尽きなかった。
要点を区切りよく繰り返し説明されたことも初めて聞いた人にはとっつきやすかった。今後は仮説をさらに確固たるものにすべく研鑽を積んでいただきたいものである。快活で歯切れの良い説明も好感が持てた。
懇親会は恒例の自己紹介を今回は最初の方で行ったら、土佐の宴会は飲むとグチャグチャになって話をしても聞いてくれないのに、この会は良いとお褒めをいただいた。こちらとしては、自己紹介後に興味ある方に話しかけるきっかけを作ろうとの試みだったから、思わぬ感想に驚いたことだった。
運営方法も理事の皆さんと相談して、より参加者の満足度を上げていけたら何よりだと考えている。ともあれ、毎度開催にご協力いただける理事の皆さんや参加者の方々には感謝しかない。コロナ後に同好の方々の交流の場が設けられることは本当に幸いと実感している。
1年早いもので、コロナ前のとおり年2回の例会を今年度は復活させ、何とか達成できた。
拙い手探りの運営で行き届かない面もあろうが、それはすべて私の責任である。歴代支部長に比して、知識も能力も手腕も遠く及ばないが、毎回楽しみにしてくださる参加者の方々の顔を思い浮かべては、次回以降の構想を練っていきたい。
![]()
*******************************************************************★ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』のご注文は下記フォームよりお申込みください。
『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』購入申込みフォーム
★ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシを公開しています。
流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシが出来ました
★下記SNSにて当会の最新情報を更新しています。是非フォローください。
twitter
Instagram*******************************************************************
令和7年2月8日(土)15:30から新橋の酒菜浪漫亭にて、第27回土佐史談会関東支部例会が催された。
18名の参加を得て、今年度2回目の例会を開くことができた。今回は理事の1人吉澤林助さんに「長宗我部氏と土佐の自然」について講演をお願いした。
吉澤さんは東京都立大の大学院生で、博士課程で歴史を学んでいる。Xに書いたように前回から例会の報告を載せるよう定例化したことから詳しくは『土佐史談』次号に譲るが、今までの研究史を踏まえ、朝鮮出兵前後で長宗我部元親の統治の仕方が変わってきたのではないかというものだった。
豊臣政権にもまれながら、自然環境に育まれたゆえの長宗我部氏の苦労を垣間見た気がした。
史料が10点以上引用されたが、さすがは現役の大学院生だけあって、手紙の尚書が一段下がって冒頭の空白に来る形式面について分かりやすい説明があったり、地名と人名の箇所がを多く取り上げたため、参加者の多くが高知県人であるから、地名やゆかりのある人物に敏感に反応していたりして、皆さん興味を抱いたようだった。
特に国人や家老の名前が出てきた中で、懇親会で国人の一人津野氏の本を『津野山鏡』上・下巻(リーブル出版)にまとめた子孫である津野久志さんからの紹介につながったり、いの町出身者からその地域を治めた久武氏に触れられたりと話題が尽きなかった。
要点を区切りよく繰り返し説明されたことも初めて聞いた人にはとっつきやすかった。今後は仮説をさらに確固たるものにすべく研鑽を積んでいただきたいものである。快活で歯切れの良い説明も好感が持てた。
懇親会は恒例の自己紹介を今回は最初の方で行ったら、土佐の宴会は飲むとグチャグチャになって話をしても聞いてくれないのに、この会は良いとお褒めをいただいた。こちらとしては、自己紹介後に興味ある方に話しかけるきっかけを作ろうとの試みだったから、思わぬ感想に驚いたことだった。
運営方法も理事の皆さんと相談して、より参加者の満足度を上げていけたら何よりだと考えている。ともあれ、毎度開催にご協力いただける理事の皆さんや参加者の方々には感謝しかない。コロナ後に同好の方々の交流の場が設けられることは本当に幸いと実感している。
1年早いもので、コロナ前のとおり年2回の例会を今年度は復活させ、何とか達成できた。
拙い手探りの運営で行き届かない面もあろうが、それはすべて私の責任である。歴代支部長に比して、知識も能力も手腕も遠く及ばないが、毎回楽しみにしてくださる参加者の方々の顔を思い浮かべては、次回以降の構想を練っていきたい。

*******************************************************************★ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』のご注文は下記フォームよりお申込みください。
『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』購入申込みフォーム
★ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシを公開しています。
流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシが出来ました
★下記SNSにて当会の最新情報を更新しています。是非フォローください。
Instagram*******************************************************************