明けましておめでとうございます。
会員のクロサカです。
プライベートにおいては昨年から続く新型コロナウイルスの影響を受けていろいろと動きにくい世の中になってしまいました。
そのような中ですが、昨年中にも多くの発見や成果に恵まれました。
今回はその中から2点ご紹介します。
まず兵庫県明石の浜の光明寺にある津田柳雪のお墓です。
津田は上野戦争で彰義隊とともに戦った松石隊隊長で、松石隊は明「石」藩主「松」平家の一字を取り、逆さまにした隊名で津田は明石藩大目付でした。
息子とともに上野戦争に参加するも敗走。息子ほか参加者の多くが戦死し、面影橋近くの南蔵院に
戦死者の墓が残っています。
柳雪は維新後明石に戻り、上野戦争に関することを語ることもなく、ひっそりと亡くなりました。
現在は一族の墓が数基残っているだけですが、その中に柳雪の墓もあります。
続いて、谷中霊園にある会計官僚安藤就高のお墓です。
安藤は大垣藩領の安八郡に生まれ、大垣藩士となっています。
維新後は大垣藩大参事だった小原鉄心に推挙され、会計官僚として新政府に出仕しました。
さて、何故この人物を取り上げたかというと、東京都による無縁札が立てられているお墓だからです。
しかもこのお墓には墓誌などがなく、埋葬者が分からないお墓でしたが、なぜ判明したかというと、無縁札に埋葬者が書かれていたからでした。
無縁札が無ければ、誰の墓かも分からないお墓だったものの、こういうかたちで判明するというのはなかなか複雑な心境です。
地元安八町では平成22年に安藤就高を主役にした企画展も行っており、子孫が絶えていたとしても自治体の方で保存していくことはできないのか、と考えさせられるお墓です。
今回は以上になります。
このような情勢ですが、華族や彰義隊、幕臣に関する調査・研究を自分なりに進めていきたいと思います。
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★流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシを公開しています。
流星忌・ガイドブック『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』の告知チラシが出来ました
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そのような中ですが、昨年中にも多くの発見や成果に恵まれました。
今回はその中から2点ご紹介します。
まず兵庫県明石の浜の光明寺にある津田柳雪のお墓です。
津田は上野戦争で彰義隊とともに戦った松石隊隊長で、松石隊は明「石」藩主「松」平家の一字を取り、逆さまにした隊名で津田は明石藩大目付でした。
息子とともに上野戦争に参加するも敗走。息子ほか参加者の多くが戦死し、面影橋近くの南蔵院に
戦死者の墓が残っています。
柳雪は維新後明石に戻り、上野戦争に関することを語ることもなく、ひっそりと亡くなりました。
現在は一族の墓が数基残っているだけですが、その中に柳雪の墓もあります。
続いて、谷中霊園にある会計官僚安藤就高のお墓です。
安藤は大垣藩領の安八郡に生まれ、大垣藩士となっています。
維新後は大垣藩大参事だった小原鉄心に推挙され、会計官僚として新政府に出仕しました。
さて、何故この人物を取り上げたかというと、東京都による無縁札が立てられているお墓だからです。
しかもこのお墓には墓誌などがなく、埋葬者が分からないお墓でしたが、なぜ判明したかというと、無縁札に埋葬者が書かれていたからでした。
無縁札が無ければ、誰の墓かも分からないお墓だったものの、こういうかたちで判明するというのはなかなか複雑な心境です。
地元安八町では平成22年に安藤就高を主役にした企画展も行っており、子孫が絶えていたとしても自治体の方で保存していくことはできないのか、と考えさせられるお墓です。
今回は以上になります。
このような情勢ですが、華族や彰義隊、幕臣に関する調査・研究を自分なりに進めていきたいと思います。
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