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Channel: 探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-
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続 足立区梅田善立寺調査

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お久しぶりです。会員のクロサカです。
仕事の合間を見て、毎週のように調査をしていますが、整理が追い付いていないため、なかなかブログ更新が出来ていません汗

さて、今回はおよそ10年前にも調査した地元にある善立寺の再調査を行いましたのでご報告します。
前回の調査についてはこちらをご覧ください。

OGPイメージ

11月17日 足立区善立寺調査 - 探墓巡礼顕彰会-歴史研究会連携団体による墓碑調査プロジェクト-

会員のクロサカです。最近調査しつつも合間に大学の予定などと重なり調査報告をすることが出来なかったのは申し訳ありませんでした。あまり写真の整理...

11月17日 足立区善立寺調査 - 探墓巡礼顕彰会-歴史研究会連携団体による墓碑調査プロジェクト-

 

前回にも記しましたが、ここには多くの旗本の墓碑が残されています。
そして当時の状況と大きな変化がありました。
まず、墓地に入り、左に折れたところにあった無縁墓の集石はトイレに変わり、墓地中ほどに移動しています。
「藤堂氏」と彫られた五輪塔を中心とし、他の墓碑が所狭しと並べられているため、一基一基の確認は難しくなりました。
『寛政譜』によって、一般墓地にも多くの幕臣墓が見受けられましたので、無縁墓で確認出来た家を含めてここで列挙すると、鈴木・戸祭・小笠原・安藤・漆戸・布施(いくつか)・野一色・今村・永見・小出・阿久沢と10家以上現存していました。
ほとんどが合祀され、当時のままの墓碑は少ないです。
例えば永見家には文久三年に歩兵差図役頭取を務めた永見権七郎、布施家には慶応二年に目付を務めた布施孫兵衛が埋葬されていると思われます。
そして善立寺には浅草にある善慶寺の墓地が移転しており、伝馬町の牢屋奉行を代々務めた石出帯刀家や幕臣片山家を確認出来ました。
そして『寛政譜』に記されておりませんが、幕臣阿久沢家の墓碑もあり、静岡に移住した阿久沢義処も刻まれています。
これら以外にも武士と思われる墓碑がまだまだありますので今後も調査を続けていきたいと思います。

永見家の墓

石出帯刀家の墓(移転時に無縁のため合祀)

阿久沢家の墓

右端の戒名が阿久沢義処
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